*PCOSと共に歩む不妊治療のキロク*

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の私の、28歳からの不妊治療のメモ(´-`).。oO現在29歳です。

出産レポ②


14時ごろ

        陣痛の痛みがお腹からお尻の方に移動してきて、ものすごい痛み、かつ便意!

        赤ちゃんかウンチか分からないけど、なんか出ちゃう〜!(´;Д;`)というかんじ。

        もういいかげん痛すぎて無理ー!!と思い、ついにナースコール。

        処置室に移り、内診してもらうも子宮口7センチ。

        「順調に開いてきてますよ〜!全開になるまであともう少し頑張りましょうね〜!」と言われ、ガッカリ…。もう産みたい…。

         まだ全開になっていないため、念のためトイレでふんばるのもダメ、陣痛来てもいきむのを我慢しないとダメ、という無理難題を突きつけられる。゚(゚´Д`゚)゚。


15時ごろ

       痛みとともにお腹の張りも最高潮に。

      夫いわく、はち切れそうなほどバクンバクンお腹が激しく動いていたとのこと。

       「お尻痛いー!お尻痛いよー!もうなんか出る!出る!」と叫びまくる。

        ようやく助産師さんが様子見に来てくれ、痛がる私の様子から「ちょっとこのまま内診させてもらっちゃいますね!」とすぐに内診。

        そしてついに、「子宮口全開ですね!じゃぁ分娩室に移りましょう!」というお言葉…。

        赤ちゃんと会える喜びよりも、とにかく、

        あぁ、ついに、ついにこの痛みから解放してもらえるのね…(;ω;)

        という喜びで打ち震えそうでした。

        ゴールが見えてちょっとだけ元気に。


15時10分ごろ?

       分娩台にのぼり、いきむ。

       この間、破水しないため人工的に破水処置をされていたらしい。

        助産師さんの声にしたがい、陣痛が来たタイミングに合わせ、息を吸って、お腹の方を見るように頭をあげた状態になって、いきむ!!

         目閉じないで、目を開けてー!といわれ、必死で目を開けていきむ!!

        赤ちゃんに上手く酸素がいっていないということで、酸素マスク装着。

       夫は手を握って励ましながら、私が頭を上げていきむのをフォロー。

        若手の助産師さんが先輩に誘導されながら頑張ってくれている…頑張ってくれているのは分かるが、早く産ませてほしい…と祈りながら、現場の状況も意外と冷静に観察。


15時20分ごろ?

         主治医登場。あぁ、やっと産める…と安堵。

         いきむけど、なかなか頭が出てこず。

         ついに、「赤ちゃん出てこれないようなので、ちょっとだけ切りますねー!」と言われ、

         バチンバチン!と切られました。

        これが恐れていた会陰切開か…!

        でも正直、もう切ってでも何してでも早く産ませてくれー!という思いだったので、切ってもらって良かったと思います。


15時42分

        何度もいきむのを繰り返し、ようやく赤ちゃんの頭が!!

        「頭出ましたよ!」と言われた時には、感覚がなくてよく分からなかったけれど、

          その後続いて出てきた足がめっちゃバタついていて、私の股を元気よく蹴りまくっていたので、ようやく実感が。

バタバタバタ!ドゥルン!

「おぉ水揚げされた魚が出てきた…!Σ(;゚ω゚ノ)ノ」という感覚でした。

赤ちゃんが出てきたとき、もっと感動して泣くのかと思ったら、めっちゃ冷静だったね(;゚∀゚)と夫に後から言われましたが、

とにかく無事生まれてきてくれて、そして無事に出産を終えられて、ホッとした、それだけでした本当に。


赤ちゃんが生まれた後は、

すぐに赤ちゃんを抱っこさせてもらい、計測など一通り終わった後にカンガルーケアもしました。赤ちゃんの体温を感じながら、あー本当に生まれたんだなぁーとしみじみ。


分娩は、やっと会える!というよりはやっと出せる!という嬉しさでいっぱいだったので良かったけれど、

とにかく陣痛がきつかった…。

終わりのない拷問を受けている気分でした…。

分かってはいたけど、やっぱり出産は大変だぁ…と実感したのでした。

でも痛くても辛くても、我が子の誕生で痛みが吹っ飛ぶのも本当でした(●´ー`●)